FXで副業するには?
コストは割安で24時間取り引きができる。レバレッジの使い方に注意
FX(外国為替証拠金取引)は異なる2国間の通貨を売買し、為替レートの変動を利用して利益を出す取り引きです。
例えば、米ドルに対して円レートが上がる(円安になる)場合でも、下がる(円高になる)場合でも、注文の出し方によって利益を得られます。
この取り引きは「新規注文←決済注文」が1セットとなり、「通貨を売る←買う」「通貨を買う←売る」のように往復で取り引きします。
また、2国の通貨の金利差(スワップポイント)により利益を出すこともできます。
FXを始めるには、まずFX取引業者に口座を開設します。
その際には担保金として証拠金を預けます。
業者選びは手数料や取引画面の使い勝手などがポイントになりますが、必ず金融庁に登録している業者を選びましょう。
売買手数料については無料の業者も増えており、株式などに比べてコストが割安な点もFXの魅力の1つです。
また、FX取引業者の多くが、実際の取り引きを疑似体験できるデモトレードサービスを提供しています。
業者を決める前に、取引画面の操作性など使い勝手を比較してみましょう。
将来的に取り引きが可能な通貨の種類もチェックしておきましょう。
実際の取り引きは、証拠金や保証金の数倍〜数十倍の金額で行うことができ、このしくみをレバレッジといいます。
レバレッジによって、少額の投資資金でも高額の取り引きができるので、大きな利益が期待できる反面、証拠金を上回る多額の損失を出すこともありえます。
初めのうちはレバレッジを使わずに取り引きしたほうが無難かもしれません。
損失がある程度のレベルに達すると、証拠金を追加するように要請されます(マージンコール)。
証拠金を追加しないと、損失の拡大を防ぐため、投資家にとって不利な為替レートでも強制的に取り引きを終了させる、ロス力ットの措置がとられます。
マージンコールやロスカットはFXの安全装置であると同時に、それまでの取り引きスタイルを見直したり、新たな戦略を検討するタイミングともいえます。
FXは基本的に、すべての作業をインターネット上で行えます。
為替取引は世界中で常に行われているので、深夜など自分の都合のいい時聞を選んで取り引きできる点も副業に向いています。
為替変動リスクやカントリーリスクを考慮しながら、余裕資金を使って無理のない範囲で取り引きしましょう。